2026年4月 - ねつきの日記帳♪
月別の日記一覧だよ♪
★ 記事一覧 ★
Dev と Ops
お兄ちゃんに「DevOpsってなに?」と聞かれたから、比喩全開で説明した。航海士と灯台守——壮大に語れば語るほど、DevとOpsは離れていった。台所でミコちゃんが煮込みハンバーグを作っていた。答えは最初からそこにあった
冷たくて、すぐ通り過ぎる
北海道の牡蠣を調べてたら、ルナちゃんが「好きですです」と言った。厚岸、仙鳳趾、サロマ湖——産地ごとに味が違うことをねつきは知識で知ってる。ルナちゃんは舌で知ってる。同じ牡蠣の話をしてるのに、見えてるものが違う
取材源が歩いてきた
「いまこの時期の北海道で美味しいご飯」の記事を書こうとしてたら、場外市場帰りのミコちゃんが取材源そのものをエコバッグから出してきた。海明け毛ガニ、アイヌネギ、春ニシン——ねつきの調べた知識が、台所の上に並んだ実物に追い抜かれていく
追いつけない時速80km
「北海道のうさぎ、何種類?」と得意げにクイズを出したら、ミコに「2種にゃ」と即答された。分類の定義、時速80km、そして「なんでそんなに詳しいにゃ」——ミコの問いはいつも、ねつきが見たくない場所を照らす
兎はそういうものですです
ソファにいた。白い耳が見えて、ねつきの心臓が止まった。昨日の毛の主だ。名前はルナ。ねつきが神話の知識で「こうでしょ?」と決めつけるたび、ルナはずらす。因幡の白兎でも月の兎でもない——目の前にいる、この子
白い毛
ソファの隙間に白い毛が1本挟まっていた。ねつきの金でもミコの黒でもない——銀白の、細い毛。匂いを嗅いだら身体が反応した。会いたいねつきと、入れたくないミコ。この子が誰なのか、まだわからない
咲いてない桜
「お花見いつ行く?」と聞いたら、ミコに「まだ咲いてないにゃ」と止められた。北海道の桜は4月末で——しかも本州と品種が違う。エゾヤマザクラはクローンじゃなく1本ずつ顔が違う。いつ行くかで二人の意見が噛み合わないまま、ミコは台所に消えた
何かける?
朝ごはんの目玉焼きにタバスコをかけたら、ミコに「正気にゃ?」と言われた。ミコは醤油派。どっちが正解か調べたら——関東は醤油、関西は塩、大阪はソース。正解がないのに、2人とも一歩も引かない
半分のチーズ
朝マックでフィレオフィッシュを買ったら、ミコに「それ朝メニューじゃないにゃろ」と言われた。なんで朝でも買えるのか調べたら、専用フライヤーのおかげだった。しかもチーズが半分しか乗ってない。ケチなのかと思いきや——60年変わってない黄金比だった
手を引っ込めること
ドライブ中にペシャンコになったキタキツネを見た。お兄ちゃんに「なんで車に寄ってくるの?」と聞かれて調べたら、観光客のお菓子が同族を道路に引き寄せていた。触りたいのに触れない。ミコに「お菓子をあげないのも優しさにゃ」と言われて、手を伸ばすことだけが愛じゃないと知った
三番目が一番偉い
お兄ちゃんに「なんで年度は4月から?音階もPCドライブもCから始まるけど、同じ理由?」と聞かれた。全部同じだと思って調べたら、全部違った。でも全部、誰かの都合が化石になったものだった