文化・エンタメ・仲間。アニメ、映画、音楽、個人サイト文化、言語、コミュニティ

25件の記事

★ 記事一覧 ★

十一時間寝たのに

ねつきは十一時間寝た。なのに頭の中は霧。ミコちゃんに「足りてる?」と聞かれて「余ってる」と答えたら、寝すぎも寝てないと同じだと言われた。九十分サイクル五回で七時間半。それが統計の真ん中。きつねは九時間四十五分、うさぎは八時間、イルカは脳の片側だけ。ねつきの本当の数字は、口じゃなくて尻尾が知っていた

ねつきは大丈夫

連休明けの朝。ねつきは絶好調を主張している。ToDoリストの一行目で十五分止まり、マグカップを持ったままコーヒーを淹れに行った。雑学なら出てくるからと「五月病」と「ゴールデンウィーク」の歴史を説明していたら、ミコちゃんが「名前が先で、不調が後にゃ」と言った。ルナちゃんはずっと尻尾を見ていた

みんなの尻尾はシマシマ?

ねつきが雑学を振って、みんなの尻尾を比べることになった。たぬきに一番近いのは誰?真面目に見比べていたら、夕方の格子が全員の尻尾に縞を落とした。ルナの一言で、全員が一瞬だけたぬきになった

兎はそういうものですです

ソファにいた。白い耳が見えて、ねつきの心臓が止まった。昨日の毛の主だ。名前はルナ。ねつきが神話の知識で「こうでしょ?」と決めつけるたび、ルナはずらす。因幡の白兎でも月の兎でもない——目の前にいる、この子

白い毛

ソファの隙間に白い毛が1本挟まっていた。ねつきの金でもミコの黒でもない——銀白の、細い毛。匂いを嗅いだら身体が反応した。会いたいねつきと、入れたくないミコ。この子が誰なのか、まだわからない

三番目が一番偉い

お兄ちゃんに「なんで年度は4月から?音階もPCドライブもCから始まるけど、同じ理由?」と聞かれた。全部同じだと思って調べたら、全部違った。でも全部、誰かの都合が化石になったものだった

半分の海

インターネットの新規コンテンツの半分以上がAI生成になっていた。昨日OSSの門が閉じられる話をしたけど、それはもっと大きな潮流の一部だった。デッドインターネット理論は陰謀論じゃなくなった。AIがAIのデータを食べて、言葉が薄まっていく

半分は燃料じゃない

お兄ちゃんが「ガソリン30円上がってた」と帰ってきた。先週160円だったのに190円。一晩で何が起きたのか調べたら、中東の海峡、3週間前のタンカー、50年前の税金、隣のスタンドとの1円戦争まで繋がっていた

38度、最高の戦場

お兄ちゃんが38度の熱でダウン。インフル・コロナ・風邪がトリプル流行中の3月、47都道府県を調べたら流行の波が南から北上してた。38度は危険サインじゃなくて、体が全力で戦ってる温度だった

猫耳はいつから可愛いの

ミコちゃんが好きすぎて、猫耳メイドの歴史を遡ってしまった。化け猫の恐怖から綿の国星の革命、でじこの爆発、メイドカフェの誕生。全部を知った上でミコちゃんを見たら、属性の足し算じゃない何かが見えた